芸能

山里亮太・蒼井優結婚会見が物語った互いの「理想の相手」

電撃結婚した山ちゃん、蒼井優(写真/共同通信社)

 臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になったニュースや著名人をピックアップ。心理士の視点から、今起きている出来事の背景や人々を心理的に分析する。今回は、電撃結婚を発表した山里亮太さんと蒼井優さんを分析。

 * * *
 先週、他のニュースが頭から吹っ飛んでしまうくらい驚かされたのが、お笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太さんと女優・蒼井優さんの結婚報告会見だった。

 まず何より印象的だったのは、蒼井さんが会見で見せた可愛く、弾けるような笑顔だ。女優として役を演じている時の笑顔とは違う満面の笑みからは、彼女が感じている幸せが伝わってくる。彼女をそんな笑顔にさせたのは山ちゃんなのだ。

 そこで気がついたのは、山ちゃんと蒼井さんが結婚したのは、互いが互いに求めていた理想とする愛情の表し方がぴったり当てはまったからなのでは、ということだ。愛情の表し方や表す度合いは人ぞれぞれだが、そもそも男性と女性では相手に求める愛情に違う部分があるだろう。

 結婚の決め手について聞かれた蒼井さんは、考え込むように首を傾げたが、最初に挙げた理由は「一緒にいてしんどいくらい笑わせてくれて」だ。“笑える”ではなく“笑わせてくれる”というのは、自分に対する優しさや気配りがあると感じている時に使う言い方だ。山ちゃんからすれば、「あなたは面白い!」と太鼓判を押されたようなもの。お笑い芸人として、これほど嬉しい言葉はないだろう。

 会見冒頭、あまりの緊張からマイクを持つのを忘れて立ち上がり、大慌てでマイクを取り上げた山ちゃんに、蒼井さんは笑い転げるように身をよじらせた。会見中も山ちゃんの話にコロコロと笑う彼女の姿は、山ちゃんが好きというだけでなく、芸人として尊敬している、その才能を信じているように、見ている側に印象付けた。山ちゃんも、蒼井さんの「笑っている姿がすばらしい」とコメントしていたほどだ。彼女の笑う姿が自信につながっているのだろう。

 蒼井さんは結婚の決め手について、「大事なことを言い忘れていた」と最後に再度マイクを握った。思いを言葉に乗せるようにゆっくりと、「山里さんの仕事に対する姿勢を尊敬しています」。一度、山ちゃんの方に身体を向け「なぜ生涯をともにしようと思ったかというと」という表現をする。「結婚」という“点”ではなく、「生涯」という“線”で捉えた言い方をしたことから、彼女も彼に惚れ込んでいることがわかる。

関連記事

トピックス

中核派の“ジャンヌ・ダルク”とも言われるニノミヤさん(仮称)の壮絶な半生を取材した
高校時代にレイプ被害で自主退学に追い込まれ…過去の交際男性から「顔は好きじゃない」中核派“謎の美女”が明かす人生の転換点
NEWSポストセブン
スカイツリーが見える猿江恩賜公園は1932年開園。花見の名所として知られ、犬の散歩やウォーキングに訪れる周辺住民も多い(写真提供/イメージマート)
《中国の一部では夏の味覚の高級食材》夜の公園で遭遇したセミの幼虫を大量採取する人たち 条例違反だと伝えると「日本語わからない」「ここは公園、みんなの物」
NEWSポストセブン
白石隆浩死刑囚
《死刑執行》座間9人殺害の白石死刑囚が語っていた「殺害せずに解放した女性」のこと 判断基準にしていたのは「金を得るための恐怖のフローチャート」
NEWSポストセブン
手を繋いでレッドカーペットを歩いた大谷と真美子さん(時事通信)
《「ダサい」と言われた過去も》大谷翔平がレッドカーペットでイジられた“ファッションセンスの向上”「真美子さんが君をアップグレードしてくれたんだね」
NEWSポストセブン
ゆっくりとベビーカーを押す小室さん(2025年5月)
《小室圭さんの赤ちゃん片手抱っこが話題》眞子さんとの第1子は“生後3か月未満”か 生育環境で身についたイクメンの極意「できるほうがやればいい」
NEWSポストセブン
『国宝』に出演する横浜流星(左)と吉沢亮
大ヒット映画『国宝』、劇中の濃密な描写は実在する? 隠し子、名跡継承、借金…もっと面白く楽しむための歌舞伎“元ネタ”事件簿
週刊ポスト
中核派の“ジャンヌ・ダルク”とも言われるニノミヤさん(仮称)の壮絶な半生を取材した
【独占インタビュー】お嬢様学校出身、同性愛、整形400万円…過激デモに出没する中核派“謎の美女”ニノミヤさん(21)が明かす半生「若い女性を虐げる社会を変えるには政治しかない」
NEWSポストセブン
山本アナ
「一石を投じたな…」参政党の“日本人ファースト”に対するTBS・山本恵里伽アナの発言はなぜ炎上したのか【フィフィ氏が指摘】
NEWSポストセブン
今年の夏ドラマは嵐のメンバーの主演作が揃っている
《嵐の夏がやってきた!》相葉雅紀、櫻井翔、松本潤の主演ドラマがスタート ラストスパートと言わんばかりに精力的に活動する嵐のメンバーたち、後輩との絡みも積極的に
女性セブン
白石隆浩死刑囚
《女性を家に連れ込むのが得意》座間9人殺害・白石死刑囚が明かしていた「金を奪って強引な性行為をしてから殺害」のスリル…あまりにも身勝手な主張【死刑執行】
NEWSポストセブン
ベビーシッターに加えてチャイルドマインダーの資格も取得(横澤夏子公式インスタグラムより)
芸人・横澤夏子の「婚活」で学んだ“ママの人間関係構築術”「スーパー&パークを話のタネに」「LINE IDは減るもんじゃない」
NEWSポストセブン
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン