ライフ

奈良大和の古刹から国宝・重文が東京に集結する特別展開催

国宝「十一面観音菩薩立像」(平安時代・9世紀 奈良・室生寺 撮影/三好和義)

国宝「十一面観音菩薩立像」(平安時代・9世紀 奈良・室生寺 撮影/三好和義)

 古墳時代から飛鳥時代の政治の中心地として、古来、「国中」(日本の中心)と呼ばれた奈良県中央部。この春には、JR東海の観光キャンペーン『うまし うるわし 奈良』で、このエリアの長谷寺が舞台となり、一躍、注目を浴びている。

 東京・上野の東京国立博物館で6月18日(火)から始まる、展覧会特別企画「奈良大和四寺のみほとけ」では、その奈良大和の地に位置する飛鳥時代から奈良時代に創建した4つの古刹、岡寺、室生寺、長谷寺、安倍文珠院から、4件の国宝、9件の重要文化財を含む名品が集結。日本古来の仏教文化の神髄を東京で堪能できる貴重な機会だ。

 この大和四寺のみほとけの素晴らしさに魅了されて、長年、各寺に通い、撮影をし続けている写真家の三好和義氏は「巡るにはそれなりに距離もある、奈良の名刹、四寺の至宝が一同に会する絶好の機会です」と語る。

 また、長谷寺の関連イベントとして、東京・神保町で6月23日(日)に、お経の宗教声楽である「声明」(しょうみょう)の公演も予定されている(詳細は「小学館カルチャーライブ!」にて)。

 写真で紹介している室生寺の国宝「十一面観音立像」の撮影は三好氏による。日本屈指の美仏と言われるその魅力を、ぜひ味わってみたい。

◆特別企画「奈良大和四寺のみほとけ」

期間:2019年6月18日(火)~9月23日(月・祝)
会場:東京国立博物館 本館1階11室(彫刻展示室)
住所:東京都台東区上野公園13-9
開館時間:9:30~17:00(金・土は21:00まで。9月20日(金)、21日(土)は22:00まで)
※入館は閉館の30分前まで。
休館日:月曜日
※7月15日(月・祝)、8月12日(月・休)、9月16日(月・祝)、9月23日(月・祝)は開館。
※7月16日(火)、9月17日(火)は休館。

その他、詳細は公式HPで
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1966

 

関連キーワード

関連記事

トピックス

水原一平氏のSNS周りでは1人の少女に注目が集まる(時事通信フォト)
水原一平氏とインフルエンサー少女 “副業のアンバサダー”が「ベンチ入り」「大谷翔平のホームランボールをゲット」の謎、SNS投稿は削除済
週刊ポスト
解散を発表した尼神インター(時事通信フォト)
《尼神インター解散の背景》「時間の問題だった」20キロ減ダイエットで“美容”に心酔の誠子、お笑いに熱心な渚との“埋まらなかった溝”
NEWSポストセブン
水原一平氏はカモにされていたとも(写真/共同通信社)
《胴元にとってカモだった水原一平氏》違法賭博問題、大谷翔平への懸念は「偽証」の罪に問われるケース“最高で5年の連邦刑務所行き”
女性セブン
富田靖子
富田靖子、ダンサー夫との離婚を発表 3年も隠していた背景にあったのは「母親役のイメージ」影響への不安か
女性セブン
尊富士
新入幕優勝・尊富士の伊勢ヶ濱部屋に元横綱・白鵬が転籍 照ノ富士との因縁ほか複雑すぎる人間関係トラブルの懸念
週刊ポスト
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
女性セブン
大ヒットしたスラムダンク劇場版。10-FEET(左からKOUICHI、TAKUMA、NAOKI)の「第ゼロ感」も知らない人はいないほど大ヒット
《緊迫の紅白歌合戦》スラダン主題歌『10-FEET』の「中指を立てるパフォーマンス」にNHKが“絶対にするなよ”と念押しの理由
NEWSポストセブン