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2019.06.13 16:00  NEWSポストセブン

阪急電鉄中吊り炎上騒動は「私鉄ナンバーワン給与」の産物か

 自分たちが毎月50万くらい楽勝で給料をもらっているから、あんな広告をなんのためらいもなく作ってしまったのか……。あの広告は阪急社員の金銭感覚の表れか……。あまりにも分りやすい理由で、どっと疲れてしまった。と同時に、こう思った。

 日本社会が分断されている。ありとあらゆる情報をこれだけ大量かつ容易に入手できる今日においても、多くの人々は、半径数メートル、もしくは社屋1つぶんの世界でばかり生きている。

 同じ会社の同僚たち、同じ大学(専門学校、高校……)の同窓生たち、同じエリアの住民たちなどで形成される同質社会の外を知らない。例えば、ニュースで子供の貧困が大変だと聞いていて、どうにかすべきだと思ったことがあったとしても、それはあくまで他人事で直接は見たこともない世界の話。自分と異なる階層にいる人々の営みをほとんど知らないし、想像力を働かせて考えたこともない。

 日本という国には、そういうアッパーミドル(中流階級の上位層)が実に多いと思う。その結果、今回の大炎上のようなズレたことを一流大企業が悪気なくやらかしてしまう。一億総中流社会は、本当に遠い昔話である。

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