ライフ

SNSに蔓延する「おっさんという病」 セルフチェックリスト

傍若無人な振る舞いは控えるべき

 年齢を重ねれば重ねるほど面の皮は厚くなる。知らない間に孤立してしまうことを避けるには、自らを省みる機会を意図的につくることが必要だ。大人力について考察するコラムニスト石原壮一郎氏が指摘する。

 * * *
 酔っぱらいほど「俺は酔ってない!」と言い張るのと同じように、どっからどう見てもおっさんな人ほど「自分はおっさんではない」と言い張りがち。もちろん、おっさんであること自体に罪はありません。しかし、うっかり漏れ出る「おっさんっぽい言動や習性」が、周囲に迷惑をかけたり不快感を与えたりするケースはままあります。

 とくに気をつけたいのが、フェイスブックやツイッターといったSNSでの振る舞い。今日もSNS上には「おっさんという病」が蔓延しています。おっさんウイルスの恐ろしさを侮ってはいけません。ある程度の年齢になった男性は全員に感染の可能性があり、いつのまにか投稿やコメントがどんどんおっさん臭くなってしまいます。

 まずはセルフチェックを兼ねて、「おっさんという病」の典型的な症状をあげてみましょう。10の項目のうち、自分の行動や考えに当てはまるもの、身に覚えがあるものはいくつありますか。その数で“重症度”を診断し、対策を考えたいと思います。

【SNSにおける「おっさんという病」チェックテスト】

1‐仲がいい(つもりの)若い女性の投稿を見つけると、とりあえずコメントする
2‐自分がちょっと詳しいジャンルや業界の話が出てきたら、黙ってはいられない
3‐旅行の投稿に、別の場所の話や自分が行ったときの話をコメントしたことがある
4‐政治的な話題の投稿やコメントで、やたら長くて熱い持論を展開したことがある
5‐投稿の意図を勘違いした的外れなコメントをして、あとから気付いたことがある
6‐絵文字や記号をふんだんに盛り込むことが「SNS上級者」に見せるコツである
7‐有名人のツイートに対して、共感なり批判なりのリプライをたまに飛ばしている
8‐若い頃の写真を見つけたら(時にはわざわざ探して)投稿せずにはいられない
9‐他人の意見やSNSの使い方に対して、しばしば「それは違う」と言いたくなる
10‐このテストを見て「おっさんだけじゃないだろ!」と思った(画面に毒づいた)

【10項目すべてが当てはまったあなた】極めて重篤な「おっさんという病」です

 今すぐ「SNS断ち」をしたほうがいいでしょう。ただ、きっと実生活でも同じ病を抱えているので、身近な人にとってはSNSでガス抜きをしてくれたほうがマシかもしれません。

関連記事

トピックス

《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
大阪桐蔭野球部・西谷浩一監督(時事通信フォト)
【甲子園歴代最多勝】西谷浩一監督率いる大阪桐蔭野球部「退部者」が極度に少ないワケ
NEWSポストセブン
がんの種類やステージなど詳細は明かされていない(時事通信フォト)
キャサリン妃、がん公表までに時間を要した背景に「3人の子供を悲しませたくない」という葛藤 ダイアナ妃早逝の過去も影響か
女性セブン
創作キャラのアユミを演じたのは、吉柳咲良(右。画像は公式インスタグラムより)
『ブギウギ』最後まで考察合戦 キーマンの“アユミ”のモデルは「美空ひばり」か「江利チエミ」か、複数の人物像がミックスされた理由
女性セブン
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
女性セブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
大谷翔平の通訳・水原一平氏以外にもメジャーリーグ周りでは過去に賭博関連の騒動も
M・ジョーダン、P・ローズ、琴光喜、バド桃田…アスリートはなぜ賭博にハマるのか 元巨人・笠原将生氏が語る「勝負事でしか得られない快楽を求めた」」
女性セブン
”令和の百恵ちゃん”とも呼ばれている河合優実
『不適切にもほどがある!』河合優実は「偏差値68」「父は医師」のエリート 喫煙シーンが自然すぎた理由
NEWSポストセブン
大谷翔平に責任論も噴出(写真/USA TODAY Sports/Aflo)
《会見後も止まらぬ米国内の“大谷責任論”》開幕当日に“急襲”したFBIの狙い、次々と記録を塗り替えるアジア人へのやっかみも
女性セブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン