カリスマトレーダー池辺雪子 億の極意

大阪G20での米中首脳会談を前にFXトレーダーは何を意識すべきか

億単位の利益を残してきた池辺さんのトレードルールとは?

億単位の利益を残してきた池辺さんのトレードルールとは?

 6月28~29日に大阪で開催される「主要20か国・地域首脳会議(G20サミット)」に市場の注目が集まる。そこでは米中首脳会談も開催される見通しで、会談の内容が金融市場に大きな影響を与えることも予想されるため、固唾を飲んで見守る投資家も少なくないだろう。

 こうしたインパクトの大きい政治・経済イベントがある時、投資家はどのように接するべきか。FX(外国為替証拠金取引)などのカリスマ主婦トレーダーとして知られる池辺雪子さんが自身の見解を述べる。

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 私のトレードはテクニカル分析を第一に取引判断を行っているため、マーケットに多大な影響を与えそうな経済・政治イベントが控えていたとしても、チャート上に取引サインが現れれば、淡々と売買するようにしています。

 主に活用するテクニカル分析ツールはフィボナッチリトレースメント(以下、フィボナッチ)で、読者の方はおなじみでしょう。フィボナッチは、「黄金比」のように人が美しいと感じやすい数列で、植物の種子の配置間隔など自然界にも多く見受けられる規則です。不思議なことに、ランダムに変動するはずの株価や為替レートもこの法則に合わせて相場の転換点を示すケースがあるため、国内外の投資家に分析手法として広く使われています。証券会社やFX会社が提供する取引ツールにデフォルトで搭載されていることも多いので、個人投資家にとっても利用しやすいものでしょう。

 現在、市場の関心はG20へ向けられており、これを材料にトレードする人もいるかもしれませんが、私の場合、テクニカル分析から得られるサインを根拠として、徹底したリスク管理のもと取引するというルールがあるため、会談の行く末に一喜一憂することはありません。トランプ大統領と習近平国家主席の会談の内容次第では相場が大きく動く可能性もあります。もちろんサミットで話された内容は最低限チェックしますが、この会談前後で期待や不安を抱くこともなければ、売買方針を変更することもありません。

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