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「専業主婦に理解できる?」 妻を見下す慶應卒モラハラ夫の闇

「モラハラ夫」を怒りの告発

「モラハラ夫」を怒りの告発(写真はイメージ)

 子供の教育方針をめぐっては、夫婦の意見が食い違うこともある。そんなとき、子供を尊重し、お互いに納得するまで話し合うのが理想的だが、中には一方的な物言いで自分の考えを押しつけてくるケースもあるようだ。夫婦のモラハラ事例を数多く見てきたライターの高木希美氏が、その実例をリポートする。

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 専業主婦のレイさん(31。仮名、以下同)は小学校から女子大附属のお嬢様学校育ち。夫のタカユキさんは慶應大学SFC卒業後、留学してMBAを取得、今は外資系保険会社で働いています。そして、レイさんによると、酷いモラハラ夫だというのです。

 家庭でのモラハラには「暴言」や「無視」、「モノを投げる」などいくつかのパターンがありますが、タカユキさんの場合は「見下し」だといいます。

 2人には、2歳になる娘さんがいます。レイさんの周囲では私立幼稚園に通わせる人も多く、小学校のお受験も珍しくありません。そんな「娘の進路」に関する話をすると、激しい見下しが始まるそうです。

「夫は、以前は娘のお受験塾に一緒に行こうと誘っても“そんなの面倒くさい”“親が付きっきりの意味は? 俺何時間拘束されんの?”というような反応で教育には無関心だったのに、最近、同期のお受験の話に感化されて、いきなり受験について語り出してきました」(レイさん)

 タカユキさんは、ある日の夕食後、「同期の娘が小学校受験して、大学まで一貫の女子校入ったんだよ。うちも入れたほうがいいんじゃないの」と言い出しました。

 夫が娘の教育に関心を持ち始めたことを少し嬉しく感じたレイさんは、自身の小学校お受験経験や、学生時代のお受験教室でのアルバイト経験から、自分なりに“こんな対策がある”“最近のお受験教室は、ここが評判がいい”などと話しました。

 するとタカユキさんは突然、「悪いけどレイは女子大出てるだけだろ? それでなにか参考になる? レイが慶應とか早稲田出身ならわかるけど」と声を荒らげたそうです。

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