「一歩引いてニコニコ笑っているのではなく、バラエティでは芸人のフリに即座に切り返し、報道では自分の考えをハッキリ述べるなど、アナウンサーとしての度量や技術が評価されるようになった。共通するのは、男性に媚びない姿勢。彼女たちからは“胸が大きいことは悪いことじゃない”“これが私のスタイル”といった自立した強さを感じます。そういった女子アナたちは、ふくらみを強調する服を着ようが関係ない時代になった」(同前)
女子アナの活躍するフィールドが広がったことで「小さく見せなければならない」といった定説が変わったようだ。
半面、女子アナたちの間では“新たな常識”が浸透しつつあるという。
「巨乳は隠さなくてもいいけど、“胸の谷間は見せてはいけない”というもの。谷間が見える衣装を着たり、見せつけるような仕草をしたら、やはり“女を売りにしている”と思われ、女性視聴者が一気に離れてしまうという危機感があるようです」(同前)
様々な葛藤を“胸”に抱え、女子アナたちは今日もカメラの前に立つ。
写真■ロケットパンチ
※週刊ポスト2019年7月12日号