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2019.07.15 15:59  週刊ポスト

写真時代、オレンジ通信… 研究家が選ぶ昭和の成人雑誌7選

●買いやすい表紙でも中はハードな『映画の友』
淀川長治が編集長を務めていた映画雑誌から商標を譲り受けて創刊したが、こちらは成人映画専門誌。映画業界ともつながりが深い近代映画社ということもあり、日活とのパイプも太くロマンポルノの撮影現場にも常時カメラマンが張り付いていたという。成人映画のスチールがメインのため、カラミの写真が多く、当時のエロ雑誌としてはハードな印象もあったが、映画雑誌のような表紙のため、青少年には買いやすいというメリットも大きかった。

『映画の友』/日活ロマンポルノを中心に、当時では珍しい「カラミ」シーンを多く収録し、読者の興奮を誘った。最盛期には40万部が発行され、類似誌も多数あった(近代映画社、1976年創刊)

●時代を作った末井昭の総決算『写真時代』
『ニューセルフ』『ウィークエンドスーパー』と異色のエロ雑誌を成功させてきた末井昭編集長の総決算的な雑誌であり、写真論からはみだした写真を集めた写真誌。荒木経惟を中心にあらゆるジャンルの写真がごった煮にされ、赤瀬川原平や南伸坊、糸井重里などのサブカル文化人を総動員した誌面は強烈なインパクトがあった。しかしそれ以上に過激なヌード写真が多いが、写真雑誌の体裁だったため買いやすかったことも魅力だった。

『写真時代』/荒木経惟が撮影するヌード、赤瀬川原平などの連載が人気となり最高で35万部発行。グラビア誌の見せるヌードとは違ったエロのアプローチで多くのファンを生んだ。1988年休刊(白夜書房、1981年創刊)

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