国際情報

レストラン女性客によるSNS投稿 中国が震撼したその内容

対応は困難(アフロ)

 さすがに日本ではここまでの“被害”は生まれていないのではないかと思われるが、いつかどこかで起こり得ると想定はしておくべきなのかもしれない。中国の情勢に詳しい拓殖大学海外事情研究所教授の富坂聰氏がレポートする。

 * * *
 日本では、アルバイトのスタッフが不適切動画をSNSに投じて経営者が火消しに走り回る、いわゆる“バイトテロ”が花盛りである。こうした行為はモラルの低さの象徴であるが、お隣の中国でも同じような事件が世間を騒がせている。

 5月末、中国東北部都市・長春発で流れたニュースは全国の人々を震えさせた。21日付で報じた『観察者ネット』のタイトルはこうだ。

〈女性客 息子のおしっこをレストランのお椀で処理 その後ウィチャットのグループでクイズ「中身は何でしょう?」〉

 記事に添付された写真には、黒い陶器製のお椀に、確かにそれらしき液体がたまっている。その下には、〈この中身が分かる人いますか? 締め切りは3時。正解の早かった人3名に賞金をプレゼント〉との文字が並んでいる。

 いうまでもなく非常識極まりない投稿である。その後、この女性客は投稿の動機をこうつづっている。

「子供が突然『おしっこ』って。尿瓶をもっていなかったことに気づき、隣のテーブルにあった茶碗を借りちゃった」

 レストランは、この女性客の特定を試みたが、現状、つきとめられてはいないという。最終的にこのレストランは、食器をすべて新品に取り換えなければならなかったというから被害甚大である。

関連キーワード

関連記事

トピックス

《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
大阪桐蔭野球部・西谷浩一監督(時事通信フォト)
【甲子園歴代最多勝】西谷浩一監督率いる大阪桐蔭野球部「退部者」が極度に少ないワケ
NEWSポストセブン
がんの種類やステージなど詳細は明かされていない(時事通信フォト)
キャサリン妃、がん公表までに時間を要した背景に「3人の子供を悲しませたくない」という葛藤 ダイアナ妃早逝の過去も影響か
女性セブン
創作キャラのアユミを演じたのは、吉柳咲良(右。画像は公式インスタグラムより)
『ブギウギ』最後まで考察合戦 キーマンの“アユミ”のモデルは「美空ひばり」か「江利チエミ」か、複数の人物像がミックスされた理由
女性セブン
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
女性セブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
大谷翔平の通訳・水原一平氏以外にもメジャーリーグ周りでは過去に賭博関連の騒動も
M・ジョーダン、P・ローズ、琴光喜、バド桃田…アスリートはなぜ賭博にハマるのか 元巨人・笠原将生氏が語る「勝負事でしか得られない快楽を求めた」」
女性セブン
”令和の百恵ちゃん”とも呼ばれている河合優実
『不適切にもほどがある!』河合優実は「偏差値68」「父は医師」のエリート 喫煙シーンが自然すぎた理由
NEWSポストセブン
大谷翔平に責任論も噴出(写真/USA TODAY Sports/Aflo)
《会見後も止まらぬ米国内の“大谷責任論”》開幕当日に“急襲”したFBIの狙い、次々と記録を塗り替えるアジア人へのやっかみも
女性セブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン