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2019.07.18 15:59  週刊ポスト

成人雑誌黄金期 レビューを月100本書いて月収50万円

藤木:1986年ごろにビニ本がなくなり、フルーツ系の雑誌はAV情報誌に鞍替えします。

安田:『アップル通信』は撮り下ろし企画も力を入れていました。そこでエロ本に多大な影響を与えた名企画「女体解剖実験室」が誕生しました。

みよし:分析と実験の建前でエロいことをする企画ね。以後あらゆる雑誌で「女体解剖」の名でカラミが見られた(笑い)。

安田:僕は『ボディプレス』がエロ業界を目指すキッカケでした。すでにみよしさん、藤木さんもこの雑誌に寄稿されているスターでした。『ボディプレス』はAVの紹介よりも、ライターや監督など「エロ業界」を扱った画期的な雑誌だった。

みよし:私は学生のとき、風俗雑誌『元気マガジン』の読者ライター募集に応募してデビューしました。当時200字書けば1000円もらえました。

藤木:僕は1984年の『ボディプレス』でみよしさんと対談したのがエロ本での初仕事です。レンタルビデオ屋の店員として多くのAVを見てたのが良かったのか、その後『オレンジ通信』からも連載をもらいました。1980年代後半は雑誌が乱立してエロ本はライターの登竜門になっていましたね。ひと月50~100本のAVを見て書けばライターは食べられる時代だったんです。ギャラが1本5000円でも月収50万円ですよ。

【プロフィール】
◆ふじき・てぃーでぃーしー/1962年生まれ。レンタルビデオ店のバイトの知識をいかし、AVライターでデビュー。AV、風俗、昭和芸能史など執筆範囲は広い。『消えゆく横丁 平成酒場始末記』(ちくま文庫)など著書多数。

◆やすだ・りお/1967年生まれ。フリーライター・アダルトメディア研究家。雑誌編集者からフリーライターとして独立。著書に『巨乳の誕生』『痴女の誕生』、『日本エロ本全史』(ともに太田出版)など多数あり。

◆らっしゃー・みよし/1956年生まれ。AV監督・編集プロダクション社長。学生時代に風俗ライターから活動を始め、売れっ子になるとともに「顔面シャワー」もののAVの第一人者となる。著書に『風俗最前線90の裏情報』(二見書房)など。

取材・構成■松本祐貴

※週刊ポスト2019年7月19・26日号

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