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2019.07.22 15:59  週刊ポスト

クレオパトラ カエサルの心を掴んだ「自らをプレゼント」

その時、女性が歴史を動かした?

『歴史は夜作られる』とは1937年のアメリカ映画のタイトルだが、実際に“男女の夜の営み”が作った歴史は多い。そしてそれは、卓越した「性愛術」で権力者を虜にする女性の歴史でもある。

 約2100年前、後にその名が「皇帝」を意味するようになった古代ローマの終身独裁官・カエサルや、その右腕・アントニウスを籠絡したのが、古代エジプトの女王・クレオパトラだ。「世界三大美女」の一人として挙げられる彼女の武器は美貌だけではなかったという。

 作家で『愛と欲望の世界史』の著者・堀江宏樹氏がいう。

「クレオパトラは紀元前51年、18歳のときに王である父の死をうけて弟のプトレマイオスと共同で王位(ファラオ)に就きました。しかし、統治の方向性を巡って弟と争いになっていたなか、当時ローマの最高権力者の地位を固めつつあったカエサルの力を借りて弟を殺し名実ともに女王となりました。

 カエサルの心を彼女が奪えたのは、情事の“演出”が上手かったからだといわれています。ローマ帝国の歴史家・プルタルコスがまとめた伝記『対比列伝』によれば、クレオパトラは寝具を入れる袋に体をくるみ、自らを“プレゼント”するかのようにしてカエサルの目の前に現われ、心を掴んだと残されています。

 また、当時のローマでは首から下は全て剃毛している状態が理想とされていましたが、クレオパトラもその習慣に倣っていたとも伝えられています」

※週刊ポスト2019年8月2日号

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