韓国人男性にとって日本のセクシービデオの不買運動も難しそうだ。在韓ジャーナリストの藤原修平氏が語る。
「韓国は儒教国でセクシービデオに厳しいとされますが、ネットなどで簡単に見ることができます。中でも人気の日本人女優は元国民的アイドル・三上悠亜(ゆあ)さん。彼女はハニーポップコーンというK-POPユニットでも活動していて、日本が輸出規制の強化に踏み切った翌日の7月5日に訪韓して、ミニアルバムのお披露目ライブをしていました。それを大手紙が報じるほどで、韓国人男性は熱烈に歓迎したそうです」
日本製品不買運動の歴史は古い。
「1965年の日韓会談を皮切りに竹島、歴史教科書、慰安婦、政治家の失言など、何かしらの問題が生じるたびに韓国では不買運動が繰り返されました。それでもこの50年以上、韓国人は日本製品から離れていません。不買運動は一種のパフォーマンスなんです」(前川氏)
今回の不買運動に対しても、日本製品バッシングに熱中する人がいる一方で、冷ややかに見たり、非難の声をあげる韓国人も数多くみられた。やはり、それだけ韓国人は日本が好きということなのだろう。
※週刊ポスト2019年8月2日号