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PTAが多様化、「面白くない」という概念覆す様々な取り組み

PTAは新たな教育への関わり方が模索されている

PTAは新たな教育への関わり方が模索されている

 近年、「ブラックPTA」とも呼ばれ、ネガティブなイメージが定着しているPTA。「子供たちのため」という本来の目的を忘れ、波風を立てないように建前だけの「PTAのためのPTA」になっていることが大きい。そんななか、新たな取り組みを行っているPTAもある。

 都心と地方でも差があるPTA。そのギャップを埋めるために有効なのが、インターネットの存在だ。都内在住で、長男が小学2年生の時にPTA役員になった自営業の保手濱歌織さん(37才)は、こう明かす。

「PTAの悩みをFacebookに投稿していたら、毎回100件以上のコメントが寄せられたんです。みんなPTAついて思うところがあるんだなと気づき、何かできないかと考えました」  

 保手濱さんは、リゾートノート取締役の唐品知浩さん(45才)に声をかけ、「PTAを面白がる会」を立ち上げた。Facebook内の同会のグループには現在、全国から590人近くが参加し、相談や活動報告が活発に行われている。

「最初に声をかけられた時は炎上しそうで嫌だなと思いました(笑い)。トークイベントも開催したのですが、そこで浮かび上がったのは、PTAの『横のつながり』の希薄さ。隣の学校のPTA会費がいくらかも知らないという閉鎖的な環境は、PTAをおもしろがれない要因の1つだと感じました」(唐品さん)

 同会のメンバーである東京都品川区立清水台小学校の元PTA会長で、現在は父親の会「グッドファーザー」会長の杉山錠士さん(42才)は、放送作家という職業を生かし、子供も大人も熱狂する画期的なイベントを考案している。

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