芸能

『オレたちひょうきん族』が追求したドリフと真逆の笑い

『オレたちひょうきん族』の制作秘話が明かされる

 1980年、『THE MANZAI』(フジテレビ系)にツービートや(島田)紳助・(松本)竜介、ザ・ぼんち、B&Bらが出演すると、空前の漫才ブームが起きた。翌年には日本中を笑いの渦に巻き込む『オレたちひょうきん族』(1981~1989年、フジテレビ系)がスタート。最高視聴率29.1%を記録した。当時チーフディレクターで、千代田企画社長の三宅恵介氏が言う。

「『THE MANZAI』で有名になったツービートや紳助・竜介さんたちを起用して、お昼の『笑ってる場合ですよ!』が始まりました。この番組が成功して、プロデューサーの横澤彪(たけし)さんを筆頭に、同じメンバーで『ひょうきん』を担当することになったんです」

 当時の土曜8時といえば、最高視聴率50.5%を記録した『8時だョ!全員集合』(TBS系)が圧倒的人気を誇っていた。

「ドリフは“横綱”ですから、勝とうなんて思いませんよ。ただ、せっかくやるからには、存在価値だけは認めてもらいたいと考えていました」(三宅氏)

 三宅氏と同じくディレクターだった荻野繁氏はこう振り返る。

「豪華なメンバーに見えますが、ビートたけしさんも明石家さんまさんも、今のようにビッグではありません。最初は上層部から『番組のメインになる顔が足りない』と忠告されました。でもメインを入れたら、その人の番組になってしまう。いずれ番組の顔になっていく才能ある演者とチャレンジしたかった。視聴率が悪ければやめればいい、くらいの勢いで始まりました」

関連記事

トピックス

足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
大谷翔平の伝記絵本から水谷一平氏が消えた(写真/Aflo)
《大谷翔平の伝記絵本》水原一平容疑者の姿が消失、出版社は「協議のうえ修正」 大谷はトラブル再発防止のため“側近再編”を検討中
女性セブン
被害者の宝島龍太郎さん。上野で飲食店などを経営していた
《那須・2遺体》被害者は中国人オーナーが爆増した上野の繁華街で有名人「監禁や暴力は日常」「悪口がトラブルのもと」トラブル相次ぐ上野エリアの今
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
運送会社社長の大川さんを殺害した内田洋輔被告
【埼玉・会社社長メッタ刺し事件】「骨折していたのに何度も…」被害者の親友が語った29歳容疑者の事件後の“不可解な動き”
NEWSポストセブン
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン