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2019.08.14 07:00  マネーポストWEB

大橋巨泉さんが選んだ「前妻への相続」、4.5億円を現金で

大橋巨泉さんが導き出した遺産整理の答えは(写真:時事通信フォト)

 相続のルールは、たしかに複雑でややこしい。遺産をめぐって家族が仲違いする「争続」も少なくない。そんな中、家族や周囲の人たちと協力し、揉めない相続を実現した昭和のスターの相続秘話を紹介する。

『11PM』(日本テレビ系)、『世界まるごとHOWマッチ』『クイズダービー』(ともにTBS系)といった伝説のテレビ番組を創設した大橋巨泉さん(享年82)は、2005年に胃がんを発症して以来、中咽頭がんや悪性リンパ腫を次々に発症した。

 巨泉さんといえば、恰幅のよい姿が記憶に残るが、最大80kgあった体重は闘病生活で45kgまで激減した。この間、巨泉さんは病と闘いながらも着々と「終活」を進めていた。

「56才でセミリタイアしてから生活の拠点にしていたオーストラリアの自宅を手放し、晩年は千葉県の豪邸で暮らしていました。22年間続けていた週刊誌の連載も終了させて、闘病しながら死の準備を進めていたようです」(巨泉さんを知る芸能関係者)

 そんな巨泉さんが導き出した遺産整理の答えは、「前妻への相続」だった。

「巨泉さんは1956年にジャズシンガーの前妻と結婚して、2女をもうけた後、離婚。元タレントの女性と再婚しました。4億5000万円ほどあったといわれる遺産は、ほとんど現金だったそうです。離婚後も良好な関係だった前妻が半分、娘たちに4分の1ずつキャッシュで相続したそうです。再婚した妻も、巨泉さんの考えを理解して同意したと聞きます」(前出・芸能関係者)

 相続コーディネーターで「夢相続」代表の曽根恵子さんは、現金のメリットを指摘する。

「一般の相続トラブルで多いのは、『親の資産は持ち家のみで、現金はほとんどない』というパターンです。たとえば3人兄弟の場合、長男が『父から自宅を継いでほしいと頼まれた』と主張しても、次男や三男が『家を売り払ってお金を3等分すべきだ』と主張し、収拾がつかなくなるケースはよくあります。不動産と比べ、現金なら分割がスムーズですから、トラブル回避のためには不動産を現金化しておくことは有効です」

 相続トラブルを避けるには、知恵と工夫が必要ということだ。

※女性セブン2019年8月22・29日号

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