1990年代に20~40代までの男女に盛況だった「お見合いパーティー」は2000年代に入るとネットの普及で廃れていった。一方で、そのお見合いパーティーに目を付けたのがシニア世代だった。流行りのネットのマッチングサービスより、みんなで集まり、直接話をして相手を知ることのできる「お見合いパーティー」は、5000円程度の参加費で、真剣にパートナーを探す人もいれば、パーティー自体を楽しむ人も多い。
「風俗店もそうだが、本来は若い世代向けだったサービスを、今はシニア世代がうまく活用している。時代を生き抜いてきた世代のしたたかさを感じる」
田原氏はそう分析している。
※週刊ポスト2019年8月16・23日号