「タバコを大量に吸う人は肺がん、お酒を大量に飲む人は肝臓がん、コップ一杯のビールで顔が赤くなるのに週に半分以上飲酒する人は食道がんのリスクが高い。また膵臓がんは家族歴が関係するとされるので、二親等以内に膵臓がんを経験した人がいれば詳しい検査を受けたほうがよいでしょう」(倉持医師)
いまや、がんは誰もがかかりうる病気だ。「切る」が正解の時もあれば、「切らない」が幸せな人生につながることもある。いずれ来るかもしれない“そのとき”に冷静な判断ができるよう、最新の知見を把握しておきたい。
※週刊ポスト2019年8月30日号