トップ画面は現在地を中心にした広域マップに、雨雲があるときは重ねて表示される。ユニークなのは、3Dモードにしたとき。ARカメラが起動して、現在地から周囲10キロ以内の雨雲の様子がアニメーションでカメラ映像に合成されて表示される。確認したい方角へカメラを向けると、そちらにどのくらいの雨雲が待っているかが分かる。営業職の村木さん(30代)は、外回りの仕事で重宝しているそうだ。
「雨のことだけ知りたいのと、地図と連動してすぐに見られるのが気に入っています。客先から帰るとき、地図の上にかかる雨雲をみて怪しいなと思ったら3Dにして、雨が近づいているかどうかを確認します。駅まで降られずに済みそうか、それでだいたいあたりをつけるんですよね」
と真面目な理由を話してくれたあと「実は、小澤亜季さんのファンでして」とこっそり教えてくれた。とはいえ、会議中に通知音が鳴ると気まずいので、仕事中は通知音がしない設定にしているそうだ。
■ウェザーニュース 天気・雨雲レーダー・台風の天気予報アプリ
ゲリラ豪雨だけ分かればよいという場合は、やってくる30分前にプッシュ通知される、日本の民間気象情報サービスの草分けウェザーニュースが提供する天気予報アプリがある。
気象に関する様々な情報を網羅しているアプリで、「スマートアラーム設定」から、地震、津波、台風など多くの通知を選べ、そのうちのひとつに「ゲリラ雷雨」がある。出張が多い40代の佐々木さんは、色々と試した結果、このアプリで会員登録した。
「5分ごとから週間天気まですぐに見られるし、警報や注意報の確認もできる。ゲリラ雷雨がどこで起きているかマップから確認できるだけではなく、近づいてくる30分前までに通知がくる。実際には、もっと早めに通知がくる感じですね。情報量が多くて安心できるので、会員登録して利用しています」
ウェザーニュースのゲリラ雷雨アラームは有料会員にならないと使用できないが、同会員は入会して1ヶ月間は無料なので、天気が不安定な季節に登録して使い勝手を確かめることもできる。
上記の3種類だけでなく、雨を知らせてくれるスマホアプリは他にも色々とある。それぞれのライフスタイルにあったアプリをうまく活用して、不意の雨に濡れないようにしたい。