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2019.09.02 12:00  たまGoo!

夏休み明け!子どもの変化を見逃さないように

夏休み明け!子どもの変化を見逃さないように

長い夏休みが終わり新学期の始まる時期、子どもの様子に変わりはないでしょうか?夏休み明けは子どもの心の問題が起こりやすく、不登校や自殺が増える時期だとも言われているからです。今回は、夏休み明けの子どもの変化やサインを見逃さないためのポイントや、注意すべきことについてお伝えします。

子どもの心の問題はなぜ起こる?

内閣府の調査によると、18歳以下の子どもの自殺者は夏休み後半から9月1日にかけて急増するというデータが出ています。18歳以下の子どもには小学生も含まれていますが、幼い子どもに一体どのような変化が起きているのでしょうか?

引用:平成26年度自殺対策白書(抄)内閣府調査

子どもの自殺が多い理由とは

夏休みの後半から9月1日に自殺が増えると述べましたが、夏休みに限らず春休みなど長期の休みの後も、多くなっています。休み前は頑張って学校に行っていた子どもでも、夏休み中は家にいることが多くなるため、環境の変化に不安を覚えるというものです。私たちのような大人でも、休み明けは仕事に行くのがおっくうに感じることがあるのですから、人生経験の少ない子どもはなおさらでしょう。このような変化が見られる子どもの中には、自殺まで考えてしまう子もいるのだということを私たち大人は知っておかなければなりません。

子どもが追い詰められてしまう心理状態

夏休み明けに、子どもが自殺を考えてしまうほど追い詰められてしまう心理状態として、「自分の居場所がない、自分は誰からも必要とされていない」というような考えに支配されるようになることが挙げられます。そこから強い孤立感や疎外感を抱くようになり、“このつらい状態が永遠に続くんだ”という絶望感に襲われてしまうのです。その結果、「死んだ方がマシ」という考えになり、自ら命を絶つこともあるのが実情です。

生活環境の変化が心に現れる

小学生ぐらいの子どもは、自分の気持ちをコントロールすることが難しく、学校での友達関係についてもストレスをため込んでしまうことがあります。夏休みの間ゆっくりと休んだ後は、環境の変化に心がついていかないこともあり、人付き合いが苦手な子どもほどその傾向は強く、心身に不調をきたしてしまうことも少なくありません。また、死ぬことに対して恐怖感や躊躇する気持ちが低いため、死にたいと感じたらすぐに行動に出てしまう場合もありますので、注意が必要です。

子どもの様子や身体に現れるサインとは?

長い夏休み明けには、子どもの心や身体の変化が起こりやすいと言われている理由はお分かりいただけたでしょうか?最悪の状況を阻止するためにも、親であるあなた自身が子どものささいな変化に気付いてあげられるかどうかが、重要なポイントになってきます。

原因不明の体調不良や行動の変化

頭が痛い、おなかが痛い、吐き気がする、表情が暗い、食欲がないというような身体的症状があれば要注意です。これらの症状は、『原因不明』であることがほとんどで、一種のうつ状態に陥っている可能性があることを意味しています。また、最近はスマホを持っている小学生も多いと思いますが、毎日見ていたスマホを見なくなったり持ち歩かなくなることも、友達関係に変化があったり問題がある場合が多いため、子どもが最近スマホを触っていないなと感じたら、注意して様子を見るようにしましょう。

話すときに視線を合わせようとしない

子どもと話をしていて、「最近視線を合わせてくれなくなった」と感じることはありませんか?思春期前の小学生の子どもが、照れや恥ずかしさから親と目を合わせないということは、少ないものです。視線を合わせてくれなくなるということは、心を閉ざしているサインかもしれません。また、外出する際に帽子を深くかぶったり、人が多い場所を嫌がったりするという行動が見られることもあり、これらは他人の視線が怖いという心理状態が起こす症状だと言えます。

情緒が不安定で学校に行きたがらない

子どもが「学校に行きたくない」と言うことは、日常生活でもあることかもしれませんが、長期の休み明けに学校に行きたがらず、その理由を言おうとしないという場合は、少し注意が必要です。また、突然泣き出したり、怒ることが増えたりと精神的に不安定になることが多くなるのも特徴のひとつです。このような場合、子どもが学校でいじめられていたり、仲間はずれにされていたりする可能性が考えられます。しかし、子どもは自分自身を守ろうとするがゆえに、学校に行きたくない理由を話さないことが多いのです。

子どもの心の問題はどう対処すべき?

子どものささいな変化やサインに気付くことができると、子どもへの対応もしやすくなります。では、実際に親としてどのようなことに注意して子どもに接すれば良いのでしょうか?

説得はNG!子どもの話に耳を傾ける

子どもの様子がいつもと違うと感じたら、まずはやさしく「どうしたの?」と訪ねてみてください。大人から話しかけるだけで、子どもの方から心を開いてくれるケースは多いものです。また、学校へ行かなければいけないという無言のプレッシャーを感じている子どもに対して、「頑張ろうね」と励ましたり、「学校に行かないとダメじゃない」と叱ったりすることは厳禁。どうしても学校に行きたくないという子どもには、思い切って学校を休ませるというのもひとつの選択肢ですよ。

TALKの原則で子どもに対応する

子どもから悩みを打ち明けられたとき、励ましたり叱ったりすることは逆効果になるとお話ししましたが、そこで試してほしいのが『TALKの法則』です。

この対応をすることで、子どもは親を信用するようになり、少しずつ話をしてくれるようになるでしょう。子どもが抱えている問題に、一緒に向き合うことが大切です。

子どもの悩みをひとりで抱え込まない

子どもの様子がいつもと違うと感じたときは、子どもに聞くだけではなく、学校に電話をして、休み前の子どもの様子を聞くのも良いでしょう。子どもは、たとえいじめられていたとしても学校では明るく振る舞っていることも多いため、担任の先生でも分からないことがあるかもしれません。しかし、どんなささいなことでも良いので、聞くことができれば収穫になりますよね。また、心の問題を抱えている子どもを持つ親向けのセミナー等も開かれていることが多いので、上手に活用すると良いでしょう。

おわりに

夏休み明けは、さまざまな理由から子どもが心身とも不安定になる時期です。悩みを話すことが苦手な子どもも多いので、子どもの小さなSOSを見逃さないよう、普段以上に家での子どもの様子を気にかけるようにしてあげてくださいね。

※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。

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