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あおり運転が怖い… 運転しなくなった「自発的ペーパードライバー」たちの本音

「最近、運転を控えるようになった」というワケは?(イメージ)

「最近、運転を控えるようになった」というワケは?(イメージ)

 危険な“あおり運転”が社会的問題になるなか、運転免許を持っているにもかかわらず、トラブルに巻き込まれるのを回避したいがために、運転をしなくなったという“自発的ペーパードライバー”も少なくないようだ。

 都内在住の30代の女性会社員・Aさんは、約10年前に免許を取得。一時期は仕事で車を使うこともあったという。

「元々転職先の入社の条件が『運転免許あり』だったので、そのために免許を取りました。当時は外回りの仕事もあったので、ほぼ毎日運転。でも、運転があまりうまくなかったせいもあってか、都内でも微妙にあおられることが多くて、何度か怖い思いをしたことがあります。それに都内は本当に慣れていないと道も難しくて、事故も怖い。駐車できる場所を探して、狭い道をぐるぐる回るのも面倒くさい。できれば運転はしたくないとずっと思っていました。

 配置転換で外回りをすることがなくなってからは、一切運転をしていません。都内であれば、電車やバスで移動したほうが楽だし、駐車場などを含めた車の維持費も節約できる。不便なことはまったくないし、運転トラブルの恐怖もないので、今のほうが気楽な生活です」

 都内に住む40代の自営業の男性・Bさんは、19歳のときに運転免許を取得。かつては買い物や家族の送り迎えなどのため、日常的に自動車を運転していたというが、ここ10年くらいは一切運転していないという。

「20代半ばくらいまでは神奈川県内の実家に住んでいたこともあって、家族で共有している車をよく運転していました。特に事故をしたようなこともなくて、運転が苦手だという意識もありません。

 でも、都内で一人暮らしを始めて車を運転する機会が減ってからは、運転すること自体が怖くなってきました。時々実家近くの道を運転すると、意外とほかの車がものすごいスピードを出していて、その流れに乗れないんです。あおられることはなくても、やっぱり怖い。だから、結局運転はしていません。仕事で運転を頼まれるようなこともありますが、“ペーパードライバーなので運転はできません”ときっぱり断っています」

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