──まあ、それでもデカいんですけど(笑)。
前澤:そうそうそう、そういう反応で(笑)。みなさんからしたら「いやいや、大丈夫?」て思ったかもしれませんが、借りた600億はべつにギャンブルでスッてるわけじゃありませんし、それもすごい資産価値があるもの、アートだったりするのなんですよね。もし会社に何かあっても、こっちには現物の資産があるので、それを売れば返せるように当然計画してやっていて。そんなことあたりまえじゃないですか。(笑)
なので一部報道にあるように、借金返済のために急いで会社を売らざるをえなかったっていうのだけはホントにやめてほしいんですよね。会社は21年もやってきているわけですから、そんなわけないないじゃないですか。たった600億って書いたらまたそれも怒られますけど(笑)。
600億の借金を返すために会社を売ったなんて思われたくない、ホント。借金を返すならまずアートを売りますよ、会社を売るんじゃなくて。ホントに駄目だったら月に行くのをあきらめて借金を返しますよ。だから借金を返すために会社を売ったっていうのだけは強く訂正したいんですよね。強く言えば言うほど、ホントはそうなんじゃないのかって言われちゃうから困っちゃいますが(笑)。
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前澤氏への取材は70分に及んだ。ここには収録されていない前澤氏の人物像を“深掘り”したインタビュー記事は、10月7日発売の『週刊ポスト』(10月25日・11月2日号)に掲載される。