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増税でアイドルの“特典券”も値上げ ファンは意外と歓迎?

 “特典券”は主にアイドルのライブ会場で販売される(イメージ)

“特典券”は主にアイドルのライブ会場で販売される(イメージ)

 10月1日に8%から10%に引き上げられた消費税率。軽減税率やキャッシュレス決済でのポイント還元なども導入され、様々な混乱を呼んでいるなか、その影響はアイドル業界にも及んでいる。消費増税にあわせて“特典券”の料金を値上げするケースがあるのだ。

 たとえば、女性アイドルグループ「2o Love to Sweet Bullet」は、ライブ会場で販売される“大富豪カード”と呼ばれる特典券付きグッズを10月1日から1000円から1100円に値上げした。また、「C;ON」という女性アイドルグループは、消費増税のタイミングで、“2ショットチェキ”の価格を1000円から1500円に値上げしている。

 そもそも“特典券”とはどういうものなのだろうか。アイドル業界に詳しいフリーライターの大塚ナギサ氏が解説する。

「特典券とは、アイドルと2ショットの写真(チェキ)が撮れたり、グッズや私物にサインをしてもらえたり、数十秒くらいのお話ができたりといった“特典”を楽しむための券。実際に“券”となっているものを販売しているケースもあれば、“券”はなく『1000円で2ショットチェキ1回』といったように権利をそのまま販売しているケースもあります。

 CDのおまけとして特典券がついてくることもありますが、主にライブハウスを中心に活動しているアイドルグループの場合は、ライブ会場の物販スペースなどで直接特典券を販売することが多いです。

 どれくらいの価格でどんな特典を楽しめるのかはアイドルグループによってルールが異なりますが、“2ショットチェキ1枚で税込み1000円”というのが相場です。お釣りの煩わしさなどを軽減するという意味もあって、1000円というキリのいい価格であることが多いと言われています」

 つまり特典券の価格には消費税が含まれている(内税)ということ。ならば、消費税率引き上げで特典券が値上げされるのも仕方ないことなのかもしれない。

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