わざわざ匿名で歩道橋を作って、自治体に寄付した「一翁」とは、一体誰なのか。
歴史探訪家で『最後の秘境 皇居の歩き方』の著者で、歴史探訪家の竹内正浩さんはこう言う。
「『菊さくら竹』に生まれた『竹に縁いと深き一翁』の正体は昭和天皇以外に考えられません。昭和天皇のお印は『若竹』であり、天皇家の『菊』紋章、日本を象徴する『桜』も昭和天皇との結びつきを連想させます。加えて皇居外苑保存協会の理事長・木下道雄氏は、昭和天皇の侍従として仕えたことを考えると、昭和天皇の寄贈による歩道橋だと推測できるのです」
※女性セブン2019年11月7・14日号