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老後の働き方と年金のもらい方、8つのパターンを徹底比較

いつまで「働くか」、いつから「もらうか」完全比較1

いつまで「働くか」、いつから「もらうか」完全比較1

 厚労省が10月に示した年金支給制度の改正案では、在職老齢年金の緩和により年金がカットされにくくなることと、75歳選択受給が可能になることが、挙げられた。75歳選択受給案によれば、75歳まで繰り下げれば2倍近く割り増しで年金をもらえるようになり、厚生年金は75歳まで加入できるようになる(現在は70歳まで)。

 そうなった場合、どうすれば最も得する年金のもらい方ができるのか。今回の改正で、「働き方」と「年金をもらう時期」の選択方法は大きく次の8通りの組み合わせが考えられ、それぞれ年金額が違ってくる(詳細は別掲の図参照)。

・組み合わせA:60歳まで働き、65歳から年金受給
・組み合わせB:65歳まで働き、65歳から年金受給
・組み合わせC:65歳まで働き、70歳から繰り下げ受給
・組み合わせD:70歳まで働き、65歳から年金受給
・組み合わせE:70歳まで働き、70歳から繰り下げ受給

 年金改正後に選択可能になるのは次の3通りだ。

・組み合わせF:65歳まで働き、75歳から繰り下げ受給
・組み合わせG:75歳まで働き、65歳から年金受給
・組み合わせH:75歳まで働き、75歳から繰り下げ受給

 どの組み合わせにもメリットとデメリットがあり、正解はない。自分のライフプランを考えながら、最適な組み合わせを選ぶにはどんな視点で判断すればいいかを見ていこう。

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