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パチンコ店の会員サービス、「貯玉」以外のメリットは減少か

パチンコ店の「会員」になるのに不安を感じる人も(イメージ)

 お得なクーポンが届いたり、限定グッズがもらえたりするなど、様々な特典がある“お店の会員”。「カード会員」「メール会員」「LINE会員」等、形式も多岐にわたるが、頻繁に通っているお店であれば、会員になった方が何かとお得であることが多い。しかし、なかには「とある店の会員には、絶対にならない!」と主張する人もいる。

「私の趣味はパチンコで、20年くらいずっと打っているんですが、毎日のように通う店でも“会員”にはならないことにしています」

 そう話すのは40代の男性会社員・Aさんだ。Aさんは、週に2~3回は仕事帰りにパチンコを打ち、さらに週末も頻繁にパチンコ店に行っているという。

「行く店は決まっているんですが、絶対に会員にはなりません。というのも、15年くらい前、別のパチンコ店のメール会員になったら、いきなり迷惑メールが多数届くようになったんです。さらに、自宅の住所に怪しげなダイレクトメールが届くようになったこともあって、因果関係はわからないのですが、ちょっと怖いなあという意識があるんです」

 Aさんのメールアドレスや住所がパチンコ店から漏れたかどうかは確かめようがないが、本当にこういったことはあるのだろうか。パチンコ店の会員について、パチンコライターの藤井夏樹氏はこう話す。

「パチンコ店の場合、会員になると『貯玉』サービスを受けられることがほとんど。『貯玉』というのは、出玉を預けることができるサービスのことで、次に来店した際、新たに玉を借りることなく、預けていた出玉を使って遊技ができます。もちろん、貯玉は景品に交換することも可能で、いわば“金品”を預けているのと同じようなサービスです。したがって、不正を防ぐという意味でも、会員になるには免許証などの身分証明書も必要となります。

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