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2019.11.28 16:00  マネーポストWEB

加入者急増の動画配信サービス、何を基準に選べばいいか?

動画配信サービスの国内加入者数は2000万人を超えるという(イメージ)

 定額動画配信サービスの加入者数が急増している。「どうせどれも一緒でしょ?」なんて大間違い! それぞれの得意分野を見極めて、“自分向け”サービスを探し当てよう。

 主婦のAさん(52才)の趣味は映画鑑賞。最新作が380円で借りられるレンタルショップに通っているが、最近は忙しく、期限内に観ることがストレスになってきた。

 娘から「ネットフリックスにでも登録して、アカウント共有しようよ」と提案されたが、踏ん切りがつかないという。

「観たい作品がないかもしれないし、似たようなサービスがありすぎて、どれを選べばいいのやら…」(Aさん)

 誰でも動画を投稿できるユーチューブなどとは異なり、テレビや映画館で観るような“プロの”ドラマや映画、バラエティー番組、アニメなどが、月々一定額を支払うことで見放題になるサービスはVOD(定額動画配信サービス)と呼ばれる。動画配信サービス情報サイト「VODチャンネル」を運営するウェブスターマーケティングの田中響太さんによると、国内加入者数は現在2000万人を超える。

 主なものに、Netflix(ネトフリ)、Amazon Prime Video(アマプラ)、Huluなどがある。 スマホやタブレットから簡単に登録でき、よほど古いものでなければ、テレビ画面で観ることも可能だ。

 サービスによって人数の上限は異なるが、一度登録すれば、家族でアカウントを共有して、それぞれのスマホ、タブレット、パソコンなどで好きなだけ視聴できる。この機能は、ほぼすべてのVODにある。では、何を基準に選べばいいのだろうか。

 自分に合ったサービスを選ぶには、“どんな作品が配信されているか”が大切だと話すのは、VOD比較サイト「国境越えたい」を運営する、VODマニアの遠山晋作さん。

「通販大手のアマゾンには、翌日配送や配送料無料などのメリットがある『アマゾンプライム』という月額サービスがあり、その会員特典のVODが『アマプラ』です」

 人気作を“広く浅く”網羅しており、月額500円(税込)とリーズナブルなので、VOD初心者におすすめだ。

「『ドキュメンタル』『バチェラー』といった、アマプラでしか観られないバラエティー番組が人気。放送規制やスポンサー関連などで制約があるテレビより自由なので、昭和~平成初期のバラエティー番組のような“攻めた”作品が評判です」(田中さん)

『家政婦のミタ』『あぶない刑事』など、日本テレビ系ドラマが好きなら、フールーに登録して損はない。

「日本テレビと提携していて、放送中の『ブラック校則』や、大ブームとなった『あなたの番です』のスピンオフも楽しめます」(遠山さん)

 海外ドラマの配信数も多いので「休日は家でドラマ三昧」という人にはうってつけだ。

 ネトフリは、月額880~1980円までの3コースがある。違いは画質と同時再生できる端末の数だけで、いちばん安いコースでも、すべての配信作品が見放題だ。特徴はなんといっても、オリジナル作品のクオリティー。

「山田孝之主演で話題の『全裸監督』やアカデミー賞の各部門でノミネートされた映画『ROMA』など、ネトフリでしか観られない作品が世界的にヒットしています。製作費は1兆円に上ることもあり、これは大河ドラマの予算を優に上回ります」(田中さん)

 世界的に人気なだけあって、対応言語数も多い。

「再生しながら字幕と吹き替えを切り替えられる機能は、ほかのサービスにはない。外国語を学習したい人や、ミュージカルが好きな人におすすめです」(田中さん)

 ほかにも、フジテレビ系ドラマに強いFOD、TBS系番組を配信するParavi、プロ野球やJリーグなどのスポーツ配信をするDAZN、放送終了後1週間まではほぼすべての国内番組が無料で観られるTVerなどがある。

 各局のドラマやディズニー映画までカバーし、最新映画もいち早く視聴できるU-NEXTもかなり人気が高い。

「月額2000円以上と割高に感じますが、作品数は最多で、画質も最高レベル。1つのアカウントを家族4人で共有すれば、1人頭月500円程度」(遠山さん)

 さらに、映画館の割引や電子書籍の購入などに使えるポイントが、毎月1200円分ずつ付与されるという。

※女性セブン2019年12月5・12日号

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