──23日当日は?
午前6時ころ(部屋に戻ったと)記憶しています。ガールズバーの店長を務めていたときに従業員だった子と電話をしていました。
──内容は?
(被害者の実名)さんとの関係が崩れていることを話しました。「一緒にいたいのなら我慢するしかないね」といわれた。お店が終わっている時間なのに電話に出ないので、連絡すると「お店に来た女の子の営業返しで遅くなる」と言っていました。
──営業返しとは?
お店にきてくれたお客様のお店に飲みにいくことです
──それは電話で?
LINEです。そのあとは(被害者の実名)さんの帰りを待っているうちに「死にたい」という気持ちが強くなってきて携帯にメモを残しました。
──殺して自分も死のうと思ったのはなぜ?
とても辛くて彼を殺して自分も(聞き取れず)。
──メモはいつ作成した?
13時から(被害者の実名)さんの帰りを待っている間に作成したものです。
──メモはなぜ?
迷惑をかけてしまう。私のまわりだけでなく(被害者の実名)さんの周りの人への謝罪。
──「殺せばいいのだとわかりました」の意味は?
彼を殺してしまえば一緒になれると思った。すごく辛くて当時はパニックになってどうしたらいいのかわからないと、自分でも何が何だかわからないといった感じです。
(詳報3に続く)
◆取材/宇都宮直子(ジャーナリスト)