「安倍さんを見ていると、果たして代替わりに際してそこまでの覚悟があっただろうかと疑問に思えてなりません。退位のご発言から即位の礼、大嘗祭にいたるまで、安倍さんは上皇陛下や天皇陛下のお言葉ひと言ひと言を、真剣に受け止めただろうか。
安倍さんは、言葉をごまかして、国民を欺瞞しているようにしか見えません。憲法改正にしても、中曽根さんが生涯にわたって抱いた信念があるようには思えない。中曽根さんはかつて『カンナ屑のようにペラペラだ』と言われたけど、その表現は安倍さんにこそぴったりなんじゃないか」
安倍首相は「中曽根さんの強い思いは必ず受け継がれる」と悼んだ。その言葉を、忘れずに実行できるのだろうか
※週刊ポスト2019年12月20・27日号