【Q:医師の肩書きはどう見ればいい?】
「〇〇専門医」「〇〇認定医」など、医師によっては多くの肩書きを持っている人もいます。それらを取得するには、多くの症例を経験し、講習を受けたり試験を受けることを求められるものもある。登録料や受験料もかかります。手間とお金がかかるのです。つまりその肩書きがあるということは、その分野について意欲的であるということ。
また肩書きを複数持っている医師は、広く浅く多くの資格を取っているということではありません。
各学会の専門医や認定医はピラミッド構造になっていて、たとえば外科の領域だと入り口に外科学会専門医があり、その上に消化器外科学会専門医など、外科の特定の分野に絞ったものがある。複数持っている人はそれだけ専門性の高い医師であると思っていい。もちろん肩書きを持っていなくても優秀な医師はたくさんいます。
【Q:医師の出身大学は気にするべき?】
気にすることはないと私は考えます。患者さんと上手にコミュニケーションを取る、病状を的確に判断する、チームで協力し合って治療をするなど、医師として大切な能力は大学進学時の学力とは別のものです。
【Q:診断書はどうやってもらうの?】
基本的には医師に直接頼むとその日の診察後にもらえます。ただし、交通事故などの怪我で保険会社に提出が必要な定まった書式のものは病院の専門の窓口に申請する必要があり、事務処理を経て医師のもとに依頼が上がってくるので数日かかることもあります。また救急外来では診断書を発行できない病院もあることを覚えておきましょう。料金は2000~3000円程度です。