国内

安倍首相4選すべきか 田原総一朗氏と屋山太郎氏の意見

4選か退陣か(写真/AFP=時事)

 2020年には国論を二分する論争がいくつかあるが、その一つが安倍晋三首相 は「4選目指すべき」か「早期退陣すべき」か?──というものだ。

 本誌・週刊ポストの読者アンケート(※)では【続投】28.8%、【交代】71.2%だった。

 ここでは見解の異なる2人の識者の意見を紹介しよう。

●屋山太郎氏(政治評論家・「続投」派)

政治評論家の屋山太郎氏(写真/共同通信社)

 ポスト安倍のめぼしい存在がいない以上、安倍首相の4選は有り得るし、下手な人間が首相になるよりは、安倍首相のほうがずっといいでしょう。

 日本の首相を任せられる大きな資質は、中国と韓国に舐められないことです。中国に対してケンカをしろと言っているわけではなく、初めから頭を下げる必要はないということ。

 中国や韓国を甘やかす政治家には政権を任せられない。米中のケンカは新しい冷戦構造なのだから、米国の同盟国である日本がしゃしゃり出て中国にいい顔をしてはいけない。年末の訪中でも取り沙汰されたが、習近平を国賓として迎えるような外交はもってのほかだと思う。

 安倍首相は外交を熟知している。トランプ大統領が再選した時に、誰なら太刀打ちできるのか。北朝鮮が突然攻撃してきた時に、誰ならやり返せるのか。反発する力を持っている政治家は、今のところ安倍首相くらいしか見当たらない。

関連記事

トピックス

水原一平氏のSNS周りでは1人の少女に注目が集まる(時事通信フォト)
水原一平氏とインフルエンサー少女 “副業のアンバサダー”が「ベンチ入り」「大谷翔平のホームランボールをゲット」の謎、SNS投稿は削除済
週刊ポスト
解散を発表した尼神インター(時事通信フォト)
《尼神インター解散の背景》「時間の問題だった」20キロ減ダイエットで“美容”に心酔の誠子、お笑いに熱心な渚との“埋まらなかった溝”
NEWSポストセブン
水原一平氏はカモにされていたとも(写真/共同通信社)
《胴元にとってカモだった水原一平氏》違法賭博問題、大谷翔平への懸念は「偽証」の罪に問われるケース“最高で5年の連邦刑務所行き”
女性セブン
富田靖子
富田靖子、ダンサー夫との離婚を発表 3年も隠していた背景にあったのは「母親役のイメージ」影響への不安か
女性セブン
尊富士
新入幕優勝・尊富士の伊勢ヶ濱部屋に元横綱・白鵬が転籍 照ノ富士との因縁ほか複雑すぎる人間関係トラブルの懸念
週刊ポスト
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
女性セブン
大ヒットしたスラムダンク劇場版。10-FEET(左からKOUICHI、TAKUMA、NAOKI)の「第ゼロ感」も知らない人はいないほど大ヒット
《緊迫の紅白歌合戦》スラダン主題歌『10-FEET』の「中指を立てるパフォーマンス」にNHKが“絶対にするなよ”と念押しの理由
NEWSポストセブン