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2020.01.13 16:00  マネーポストWEB

甥や姪を溺愛しすぎた40代独身女性、兄の逆鱗に触れ老後不安に

甥や姪を可愛がるのも程々にしないと…?(イメージ)

 今や40代で未婚の一人暮らし女性など珍しくもないが、一人暮らしを続けていて心配なのは老後の生活だろう。そうした中で、甥や姪をとことん可愛がって、将来の面倒をみてもらおうと画策している人もいるようだ。だが、度を越えて溺愛しすぎてしまうと、思わぬ事態に直面することになる。

 T子さんは都内在住の40代独身女性。幼い頃から優秀で、難関国立大学を卒業後は誰もが憧れる人気企業に就職し、その後IT企業に転職して、同年代の平均より遥かに高い収入を得ている。過去には男性との交際歴もあるが、アニメや漫画、TVゲームが大好きな、いわゆる“オタク”で、結婚願望はゼロ。その代わりに甥と姪(兄の息子と娘)を溺愛してきた。

 甥や姪が幼い頃は、関係は良好だった。誕生日、お年玉、クリスマス、入学、卒業、七五三……ことあるごとに甥や姪にプレゼントやお小遣いを渡し、親以上の熱心さで、運動会や学芸会に足を運び、ビデオを撮りまくってきた。携帯電話の待ち受け画面はもちろん甥や姪だ。甥や姪もT子さんのことが大好きで、T子さんは幸せな独身ライフを満喫してきた。

 しかし美しい関係も永遠には続かない。甥や姪が大きくなり、ブランド物の洋服やバッグを買ってあげたり、高級レストランに連れ行ったりするまでは兄も黙認していたが、車をプレゼントしようとしたところで、ついに兄からストップがかかった。「ウチにはウチの教育方針がある」と主張する兄に、T子さんが「喜んでるんだからいいじゃない」と言い返すと、兄は、

「子育ての面倒臭い部分は一切やらずに、たまにやって来て、お小遣いだけあげて好かれようなんてふざけるな!」

と、激怒。出入り禁止を命じられたのだ。その後も甥や姪にアプローチしたものの、「もう子供じゃないし」「バイトしているから」と言われてしまい、長きにわたる良好な関係は終焉してしまった。一連の事情を知るT子さんの友人はいう。

「彼女は数年前、甥が大学に合格した際に『学費を出す』と申し出て、兄にきっぱりと拒否されています。その時点で、自分がでしゃばりすぎていることを悟るべきでした。T子が甥や姪を溺愛したのは、純粋に可愛かったからでしょうが、『これだけ色々やってあげれば、老後に一人ぼっちになった時、面倒を見てくれるかも』という淡い期待もあったかもしれません。

 また、T子が気付いているかどうか分かりませんが、彼女のことを本当に怒っているのは兄嫁です。母親は時に子供を叱ることもありますが、T子は金で歓心を買うだけですから、子どもたちは母よりもT子が大好き。普通の母親なら、そんな状況は耐え難いでしょうね」(友人)

 T子さんがリタイアするのは当分先になりそうだが、本気であてにしていた“甥と姪に面倒をみてもらおう”という人生プランが崩れたこともあり、ガックリしている様子。貢いだ分が返ってこないことはどうでも良いものの、もともと交友範囲は狭く、「これから何を楽しみに生きていけばいいのか……」と、50歳を前にして途方に暮れているそうだ。

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