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家計防衛ワザ 会社員の確定申告や“ブラック企業控除”の活用も

サラリーマンも確定申告で税金を取り戻すことが可能

サラリーマンも確定申告で税金を取り戻すことが可能

 消費増税で家計が逼迫する中、あらゆる面で節約を心がけている人は少なくないだろう。理想的なのは、生活レベルを落とさずに暮らすこと。そこで、お金のプロに聞いた、制度を利用した節約術をお届けしよう。

住宅ローンを借り換える

 ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんは、まず、住宅ローンの借り換えを推奨する。

「借入残高が1000万円以上、期間が残り10年以上で、借入当初の金利が今と1%差があれば、借り換えを検討してみるべき」

 例えば2009年頃のローン金利は固定で2.5%ほどだったが、今では1.5%ほどに。借り換えればその分、支払い額を減らすことができる。ただし、借り換えには手数料がかかるので、どちらが得かの計算が必要だ。

金利の大きいところに定期預金を移す

「資産運用は怖いという人は、定期預金をより金利の大きいところに移すといいかもしれません」(風呂内さん)

 有名大手銀行は1年定期で年利0.01%だが、じぶん銀行が0.25%、オリックス銀行、SBJ銀行が0.2%というように、金利が高い銀行もある。

セルフメディケーション税制を活用する

 2017年に始まった「セルフメディケーション税制」を知らない人はまだ多い。

「指定の市販薬の購入額が年間1万2000円以上なら、それを超えた分が所得控除の対象になる制度です。鎮痛薬やかゆみ止め、目薬など、対象の医薬品はかなり幅広いので、家族分の領収書をチェックすると1万2000円を超えているケースは多い」(風呂内さん)

 例えば、対象の市販薬を2万円分買っていたら、8000円が控除の対象。年収400万円(所得税5%)で、住民税10%の場合、合わせて1200円の減税になる。

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