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2020.01.30 07:00  週刊ポスト

新型肺炎 中国は人から人へ感染ないと断言すべきではなかった

2003年のSARS危機を彷彿させる(時事通信フォト)

 中国・武漢で発生した新型コロナウイルスは、世界中に感染者が拡がり、警戒が強まっている。

 感染拡大は中国政府の初期対応が遅かったことも大きい。湖北省武漢市で新型肺炎の発症者が初めて確認されたのは、昨年12月8日だったとされる。中国インターネット上で「武漢で原因不明の肺炎患者が複数出た」との情報が流れ始めたのが12月30日。翌31日に武漢市当局は感染者の存在を認めた。

 中国政府の対応はさらに後手に回った。習近平・国家主席は、年が明けた1月20日に初めて「断固として新型ウイルスの蔓延を抑え込め」との指示を出し、それを受けた中国政府は1月22日にようやく記者会見を開いた。

 最初の患者の発生から、情報公開まで、実に40日以上が経過していた。山野美容芸術短大客員教授の中原英臣氏(感染症学)が解説する。

「感染症の拡大防止には『初期対応』が最重要です。感染源などの特定に時間がかかるのは当然ですが、新型肺炎に感染した可能性がある患者が確認された時点で早期の対策を打ち出すべきでした。当初は『人から人への感染はない』と発表していましたが、そう断言すべきではなかった」

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