●睡眠時間は長すぎても短すぎても×
東北大学などの調査によると、睡眠時間が6時間以下の人は前立腺がんのリスクが有意に高くなりました。一方、睡眠時間が長くなると大腸がんのリスクが増えるとの研究結果もあります。
睡眠時間は7時間くらいが理想的とされます。別の調査でも、睡眠が4時間未満の男性は7時間の男性に比べ、死亡リスクが6割近く高まりました。一方、10時間超の男性も死亡リスクは約7割高くなっています。
●夜勤は「前立腺がんリスク」
日本人男性を対象とした研究では、夜勤の人は日中勤務に比べて前立腺がんリスクが2.3倍、夜と日中の交代制で勤務する人は3倍に高まりました。世界保健機関 (WHO)の外部機関である国際がん研究機関も、夜間勤務を、ヒトに対しておそらく発がん性がある「グループ2A」に分類しています。
※週刊ポスト2020年2月7日号