では、フレイル健診ではどんなことを聞かれるのか。鈴木教授が語る。
「例えば『半年以内に2~3kgの体重減少はあるか?』という質問があります。筋肉量が減少していないか、そもそも食事量が減っていないか、などの身体的フレイルの前兆を判定します。
他には『半年前に比べ、たくあん・さきいかなどの固いものが食べにくくなったか?』の質問があります。これは顎の筋肉や、飲み込む力の衰え(嚥下障害)がないかを判定します。オーラルフレイルの早期発見に役立ち、誤嚥性肺炎の予防になります」
※週刊ポスト2020年2月14日号