• TOP
  • コラム
  • 【肉道場入門!】パーティーに美味しい一品 「富永オリジナルデリカテッセン」

コラム

2020.02.13 17:11  ZAKZAK

【肉道場入門!】パーティーに美味しい一品 「富永オリジナルデリカテッセン」

【肉道場入門!】パーティーに美味しい一品 「富永オリジナルデリカテッセン」

★絶品必食編

 ホームパーティーで「一品持ち寄り」というお誘いに意外と困ることがある。作っていくゆとりがあるとは限らないが、格好だってつけたい。

 そんなときに頼りになるのが「デリカテッセン」だ。一般的には小洒落た総菜店と認識されているかもしれないが、その語源は「美味しいもの」を意味するドイツ語にある。店によっては「ソーセージなど肉加工品を扱う専門店」を指したりもする。

 小田急線の豪徳寺駅(東京都世田谷区)からほど近くにある「富永オリジナルデリカテッセン」。

 もともと「富永精肉店」という町の肉店だったが、初代が経営していた精肉店時代に、余ったひき肉でハンバーグを作るようになった。

 その後、2代目がドイツ語で書かれた古いハム・ソーセージのレシピ原書を辞書片手に調べながら、ボイルソーセージを作るようにった。そして、燻製用のスモーカーを買い…と、徐々に加工肉に、1980年代半ばには現在のような肉加工品の製造・販売業態に舵を切った。

 現在ではビアシンケンにモルタデッラなど極太のソーセージから、フライッシュケーゼ、レバーケーゼのようなヨーロッパタイプの肉加工品がショーケースを彩る。

 もちろんボンレスハムやベーコンなど日常使いの加工品は塊でどーんと鎮座しているし、棚の上に目を向ければオリジナルの「うずまきサラミ」や「はじっこのソーセージ達」など、常時60~70種類の肉加工品がショーケースや入口脇の冷蔵庫にところ狭しと並んでいる。

 ふと入口近くの冷蔵庫に目を向けると、なんとドイツのヴァイツェンビールやレモンビールなど冷えたビールも販売されている。これなら買い物のついでにちょっと一杯だけ…という使い方もできてしまいそうだ。

 現在の店主は2代目。さらに後を継ぐ3代目(候補)も店に立っている。

 ひっきりなしに地元の老若男女が訪れる、デリカテッセン。3代に渡って軒をくぐる上得意もいるのだとか。

 パーティーなどがあってもなくても、ぜひ立ち寄りたい街場の名店である。

 ■松浦達也(まつうら・たつや) 編集者/ライター。レシピから外食まで肉事情に詳しく、専門誌での執筆やテレビなどで活躍。「東京最高のレストラン」(ぴあ刊)審査員。

関連記事

トピックス