「2014年に都内でデング熱の感染症例が70年ぶりに確認されました。その後、代々木公園を中心に国内症例が160件まで拡大し、実際に代々木公園で採取された蚊からデングウイルスが検出されました。五輪開催中は蚊が多く発生する時期なのでとりわけ注意が必要です」(水野医師)
大阪健康安全基盤研究所の奥野良信理事長(ウイルス学)は、「麻疹」「風疹」に注意を促す。
「現在、世界中で麻疹の感染件数が増加しており、日本では風疹の感染が広がっています。特に麻疹ウイルスは空気感染するため感染力が極めて強く、麻疹・風疹混合ワクチンの予防接種を受けておくべきです」
※週刊ポスト2020年2月21日号