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顔の見えない相手と話すストレス… 「電話恐怖症」の人たちの本音

どうして「電話が怖い」と感じるようになったのか?(イメージ)

どうして「電話が怖い」と感じるようになったのか?(イメージ)

 会社での固定電話の対応に恐怖やストレスを感じる──。そんな「固定電話恐怖症」が、2月5日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)で特集され、SNS上でも話題になった。なかには固定電話だけでなく、たとえスマホだろうと、電話でのコミュニケーションそのものに恐怖心を感じる人もいるという。

 20代男性会社員・Aさんは、「固定電話恐怖症」という単語をTwitterで見かけて深くうなずいてしまうほど、理解できたという。会社の新人時代に電話番を任されることが多かったのが、「恐怖症」になるきっかけだった。

「入社したら新人のほとんどが電話対応を任されると思いますが、僕の言葉が監視されているようで、とても緊張したのを覚えています。周りを意識しすぎて、吃ってしまい声が出なくなることもありました。ワンテンポ遅れてしまう感じです。今でも他人に会話を聞かれるということが慣れません」

 新人時代はただでさえ電話対応にストレスを感じがち。特にAさんは、内線の対応が苦手だったという。

「とにかく電話でのビジネスマナーを知らなかったので、教えられたマナー用語を付箋で受話器にペタペタ張っていました。そんな時、内線で年配社員から、いきなり『俺だよ。〇〇に代わって』と言われても、当然誰なのか理解できないわけで……。対応に戸惑っていると、やっぱり怒られてしまいます。

 昼休みでも電話がかかってくるので、いつも気を張っていなければならず最悪でした。上司から『声が小さい』『コール音が鳴る前に出ろ』『電話対応もまともにできないのか』と怒られ余計に萎縮。要件の取次は今も苦手です」(Aさん)

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