2月3日、私のラジオ生放送に久々にカンニング竹山。「コメンテイターなんてやってやがって、久しぶりだなあ」と言ったらあきれられて「覚えてないでしょ。高田センセ、倒れて意識不明の時、私が代わりに何回か喋ってたんですからネ」だと。2012年のことか。ちっとも覚えちゃいない。
竹山が1年じっくり取材してライブで発表する“放送禁止ライブ”が毎回すこぶる面白い。客も上質で、聴いた事は一切口外しない。晩年車椅子でも来ていた永六輔氏と一緒に楽しんだのはいい想い出。業界内でもチケット入手大困難。どうしても聴きたい人の為にキャパも大きくして、3月17日には中野サンプラザで公演をする。チケットはすでに完売。
2月6日、昨秋真打昇進、やっとひと段落の柳亭小痴楽らと一杯。若き日の松之丞の努力ぶりなどきく。7日私の所へ、もうすぐ松之丞から伯山になる男、息せき切ってやってくる。「あさって披露目のパーティーだけど大丈夫か?」「みんなが後向きの協力で…やはり人柄ですか」百年に一人の逸材がバタバタ。
8日新聞に「たけし73歳、芸能界最高齢婚。上原謙、加藤茶越え」だとさ。東洋館じゃ言いづらかったのかなァ。
■イラスト/佐野文二郎
※週刊ポスト2020年2月28日・3月6日号