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間違えると感染予防効果なし? 「正しいマスク」7つの知識

正しいマスクの知識を知っておこう

正しいマスクの知識を知っておこう

 新型コロナウイルスを極度に恐れた人々は、憑かれたようにマスクを買い漁っている。だが、マスク着用者の実に7割が「つけ方が間違っていて、感染予防効果がない」のだという。本当に有効なつけ方とは――? 呼吸器内科医で『池袋大谷クリニック』院長の大谷義夫さんに聞いた。

【Q1】中国人が血眼になった「N95」とは?

 中国・武漢市で交通網が遮断され始めた1月下旬、「普通のマスクはダメ。N95でないと防げない」という噂がSNSで出回った。N95のマスクは「0.3マイクロメートル(スギ花粉の100分の1)の粒子を95%除去できるとされ、医療従事者が使用する」(大谷さん)という。新型コロナウイルス粒子の大きさは0.1マイクロメートルで、フィルターの穴を通過するため、飛沫は充分に防げるものの、感染を100%防げるわけではないという。

【Q2】ドラッグストアなどにある「サージカルマスク」は効く?

「サージカル(SURGICAL=「外科の」の意味)マスク」は唾液や飛沫などの飛散防止を目的としており、ウイルスの遮断が主目的ではないとされる。が、正しく使用すれば、新型コロナウイルス感染の予防効果は期待できる。

【Q3】マスクはそもそも何のためにつける?

「自分のせきやくしゃみの飛沫を遮り、他人に感染させないのが第一。周囲からのウイルスをブロックするのが第二。のどの乾燥を防ぎ、汚れた手で顔を直接触らせず、接触感染防止にもつながります」(大谷さん)

【Q4】つけ方によっては全く効果がない?

頬や顎の下などに隙間ができないマスクを選ぶ

頬や顎の下などに隙間ができないマスクを選ぶ

 鼻をマスクの外に出す「鼻マスク」、口を出す「顎マスク」は予防の意味がない。鼻の脇、頬や顎の下などに隙間ができやすいので、自分の顔のサイズにフィットしたマスクをつけること。ウイルスはマスクの外側に付着するので、着用後は惜しまず捨てること。

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