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コンビニ「おにぎり戦争」の今 独走するセブンの自負

 ともあれ、より利益率が高いおにぎりは、激しい競争の中で各社拡販を狙い、今後もあの手この手の販促キャンペーンが繰り広げられていくだろう。再び園田氏が語る。

「販促はいろいろなパターンをテストしていく。従来のおにぎり100円均一もそうですし、30円引きにしたらどうなのかとか、あるいはドリンクとのセット価格、さらに時間帯によって価格を変えるなど、いろいろなチャレンジを実施し、お客様から一番ご支持いただけることをやっていきます」

 昨年7月から、ミニストップが「100円おにぎり」を仕掛けて話題となり、集客面では一定の成果を上げているものの、価格勝負の体力消耗戦ということもあって、同社は3期連続で赤字見通しと業績は厳しい。

「価格を下げないと太刀打ちできないから下げているのかな、というふうに見える部分も正直(ミニストップには)ありますし、われわれの土俵に上がって来られないチェーンは価格訴求の対応になっていくでしょうね。当社ではこれまでもこれからも、まず何より、おにぎりの品質を一層高めていくことを第一に考えています」

 園田氏のこの自信に満ちた言葉に、今回のリニューアルで“おにぎりのセブン”の定評をまた一段上げ、競合チェーンを引き離したいという意志が窺えた。

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