「ペイペイなどのスマホ決済ならば人の手を介さずに支払いができます。クレジットカードは現金より感染リスクが低いですが、使用後は表面を布などで拭けばより安心できます」(秋津さん)
キャッシュレス社会はウイルス対策にもなるのだ。
◆外出先のトイレでアレを使わないこと
外出先では、共用部であるトイレのドアノブや便座を直接触らないのは当然。ほかにも気をつけなければいけないことがある。
それがハンドドライヤーだ。直接触れずに温風で乾かすため清潔だとみられている。Twitterなどでは、ハンドドライヤーの温風が《新型コロナウイルスを殺菌する》などと流布された。しかし真逆だという。
イギリスのウエストミンスター大学の研究チームが2016年に発表した実験結果では、「ハンドドライヤーはペーパータオルの1300倍の細菌を空気中に拡散させている」と発表された。
ハンドドライヤーは手洗いで落とし損ねたウイルスを乾燥させた上で飛散させるので、感染予防対策としては逆効果なのである。医療施設などであまり見られないのは、そのためだ。
※女性セブン2020年3月19日号