その代表はジーユーでしょう。レディース・メンズともにビジネスタイプからスニーカー、サンダルまで毎シーズン幅広く揃います。同じファーストリテイリング社のブランドでも、ユニクロがなかなか靴の品番数を増やせないことに比べると、ジーユーは靴においてはユニクロに圧倒的に勝っているといえます。
ビジネスタイプでは、クッション性の高いレディースの「マシュマロパンプス」を2018年から発売したところ、発売から1年間で170万足を売り上げて大ヒットとなりましたが、ジーユーはスニーカー類も豊富に発売されています。
スニーカーには定番がほとんどなく、シーズンごとに変わりますが、ほとんどが定価1990~2990円(税抜き)という価格帯です。コンバースオールスターのような機能性よりもファッション性を重視したスニーカーもありますが、中には、2019年に発売した「ダッドスニーカー」のように厚底でクッション性の高い物もあります。
ダッドスニーカーというと有名ブランドなら数万円もするような高額の商品もありますが、ジーユーは2990円と値ごろです。私も実際に買って着用しましたが、予想以上にクッション性が良く、歩いていて疲れにくい印象を持ちました。
そのほか、ジーユーのスニーカーには、屈曲性を重視したソール(靴底)でスポーツにも適した「アクティブイージースニーカー」や、軽量で蒸れにくい「スポーツソックススニーカー」、着脱しやすい「スリッポンシューズ」、「レザータッチスニーカー」などもあります。デザイン性や機能性が様々な商品があるので、店頭でしっかり試着してから買うのが良いでしょう。