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45歳会社員女性 同棲3年還暦男性との結婚で喜ぶ自分に驚き

◆これ以上、寄りかからないでね

 もともと、あかねさんには結婚願望があった。

「一番強かったのは35歳前後のころですね。婚活もかなりしたし、子供だけでも欲しいと思って、不倫して子供を産もうかと画策したこともありました。でも、うまくいかなくて(笑)。不器用だから焦ると空回りしちゃうんですよね。だんだん疲れてきて、仕事だけでも頑張ろうと切り替えて、転職を思い立ったんです。プライベートで何もないんだから、仕事くらいチャレンジしようと」

 康史さんのアドバイスを受け、あかねさんは転職活動を開始する。だが、思うような結果が出ない。仕事も忙しく、焦りとストレスを溜めるあかねさんを見て、康史さんは「一緒に住まないか」と提案した。家賃のことは気にしなくていいから、いったん退職して、ゆっくり転職活動をしたらどうかと。

「ありがたかったです。次が決まらないと辞められなかったのは、やっぱり、お金が不安だったから。そのころ、父の体調が悪く、地方の実家にたびたび帰省もしなくちゃいけなくて、生活に余裕もなくて」

 ただし、康史さんは、「これ以上は寄りかからないでね」と釘を刺した。

「家だけお世話になります、という気持ちで、同棲を始めました」(写真はイメージです)

「まあ、彼自身にもそんなに余裕がなかったの半分、あとは、私に発破をかけるためかな。もちろん私も働くつもりでいたから、家だけお世話になります、という気持ちで、同棲を始めました」

 康史さんのマンションにあかねさんが転がり込む形で始まった同棲生活。精神的に余裕ができたあかねさんは、約1年かかったものの、無事に転職をした。そのときはじめて、結婚についてどう考えているのか、二人で話すことになった。康史さんには20代のころ一度結婚し、離婚した過去がある。

「年齢差もあるし、もう結婚は考えてないと言われました。彼はわりと一人が好きな人で、自分のことにお金と時間を使いたいようでした。そのときの私の気持ちは、そうですか、という感じ。もう子供はいいやと思っていたので、結婚より自分の生活のほうが大事だったし、転職したばかりで仕事に余裕がなかったから、あまり深く考えなったのかもしれません」

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