ビジネス

JALのCA新制服が大刷新 「パンツスタイル」が評価二分

ちょっと地味か(2019年の新制服発表。時事通信フォト)

 本来なら華々しいデビューとなるはずが、新型ウイルス禍によってひっそりと、4月1日からJALのCAの制服が新しくなった。1951年に初代「エアガール」が膝下15センチのスカートで登場して以来、今回の制服は11代目。7年ぶりのリニューアルとなった。

 新制服はワンピースとパンツスタイルの2種類。これまでのジャケット・スカートから大きくイメージが変わった。

 大きな変更だからこそ、評価が分かれている。ミュージシャンで芸能界きっての航空フリークであるパラダイス山元氏は絶賛する。

「これまでの窮屈で“制服っぽいデザイン”とは違い、今回は赤いラインや肩のロゴなど“JALらしさ”が盛り込まれている。新しく導入されたパンツスタイルは、海外の航空会社ではすでに当たり前のものです。ようやくJALも世界標準を取り入れたかという印象。スタイル良く足がキレイに見えるというのもいいですね」

 一方、元JALのチーフパーサーで航空評論家の秀島一生氏は「理想の制服からは遠い」と手厳しい。

「私がJALにいた時代に、袖に線が入った一目で客室乗務員だとわかる制服から、現場の声も聞かずに地味なダブルジャケットに変わってしまったことがありました。当時は、『これでは乗客に紛れてしまい、機内トラブルの際に存在感を示せない』と危機感を覚えました。

 パンツスーツを導入したことは、機能面では評価できます。しかし、頼もしく見えて、かつ一目で『客室乗務員だ』とわかるためには、今回の制服では色味が暗く、格調が足りない」

 新型コロナウイルスの影響で、「大幅な減便、運休を行なっており、お客様にご覧いただく機会は減ってしまっている状況」(JAL・総務本部広報部)だが、感染拡大の終息後、JALは新制服で“上昇気流”に乗ることができるか。

※週刊ポスト2020年4月17日号

関連記事

トピックス

結婚生活に終わりを告げた羽生結弦(SNSより)
【全文公開】羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんが地元ローカル番組に生出演 “結婚していた3か間”については口を閉ざすも、再出演は快諾
女性セブン
「二時間だけのバカンス」のMV監督は椎名のパートナー
「ヒカルちゃん、ずりぃよ」宇多田ヒカルと椎名林檎がテレビ初共演 同期デビューでプライベートでも深いつきあいの歌姫2人の交友録
女性セブン
NHK中川安奈アナウンサー(本人のインスタグラムより)
《広島局に突如登場》“けしからんインスタ”の中川安奈アナ、写真投稿に異変 社員からは「どうしたの?」の声
NEWSポストセブン
《重い病気を持った子を授かった夫婦の軌跡》医師は「助からないので、治療はしない」と絶望的な言葉、それでも夫婦は諦めなかった
《重い病気を持った子を授かった夫婦の軌跡》医師は「助からないので、治療はしない」と絶望的な言葉、それでも夫婦は諦めなかった
女性セブン
コーチェラの出演を終え、「すごく刺激なりました。最高でした!」とコメントした平野
コーチェラ出演のNumber_i、現地音楽関係者は驚きの称賛で「世界進出は思ったより早く進む」の声 ロスの空港では大勢のファンに神対応も
女性セブン
元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
5月31日付でJTマーヴェラスから退部となった吉原知子監督(時事通信フォト)
《女子バレー元日本代表主将が電撃退部の真相》「Vリーグ優勝5回」の功労者が「監督クビ」の背景と今後の去就
NEWSポストセブン
文房具店「Paper Plant」内で取材を受けてくれたフリーディアさん
《タレント・元こずえ鈴が華麗なる転身》LA在住「ドジャー・スタジアム」近隣でショップ経営「大谷選手の入団後はお客さんがたくさん来るようになりました」
NEWSポストセブン