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2020.04.06 15:00  マネーポストWEB

今も市場拡大中、トレーディングカードゲーム愛好家たちの楽しみ方

トレーディングカードゲーム愛好家たちの楽しみ方(世界的に人気の『マジック:ザ・ギャザリング』。dpa/時事通信フォト)

 さまざまなことがデジタルで楽しめるようになった昨今だが、アナログでも売り上げ規模が伸びている娯楽がある。矢野経済研究所が今年発表した調査結果によれば、2018年度の国内の主要玩具市場規模は、前年比4.3%減。そのような逆境にも関わらず、「トレーディングカードゲーム」は前年度比30.2%増の435億円を売り上げるなど、市場が大きく拡大しているのだ。

 いまトレーディングカードゲームで遊ぶのは子供たちばかりではない。大人の愛好家たちに、その楽しみ方を聞いた。

 20代の男性会社員・Aさんは、中学生の頃からトレーディングカードゲームを嗜んでおり、自宅でのカードの保有枚数は数千枚にも及ぶほど。現在も3種類のゲームを並行して遊んでいる。

「魅力は手札をもとに、運と戦略を通じて勝負する高揚感と、レアなカードを集めるコレクション性。数か月に一度、新商品が発売されると、対戦で使われる戦術などのトレンドも変わるので飽きません」(Aさん)

 YouTubeやブログで情報収集に励むほか、少しでもカードをお得に手に入れるべく、カードショップに足を運んだり、専用のフリマアプリで値段を調べたりすることを怠らない。楽しんではいるが、「金のかかる趣味」と感じることもある。

「対戦に必要なカードを買い揃えるまでに数万円かかるし、付属品やカードカバーなどの消耗品も多い。毎月の出費は1万円前後に上ります」(Aさん)

 小学生の息子とともにカードゲームを遊んでいるのは、30代の男性会社員・Bさん。

「遊んでいるのは、私自身が小学生の頃に遊んでいたゲーム。子供が自然に興味を持ったことから約20年ぶりに再開し、一緒に遊んでいます。親子2人で参加出来る大会もあり、休みの日は親子で準備のために知恵を出し合う日々。おかげで、家庭内での会話は増えています」(Bさん)

 一方20代の男性会社員・Cさんは、やはりしばしば大会に参加していたが、新型コロナウイルスの流行以降、予定した大会がすべて中止になってしまった。そのため、新しい遊び方を模索する日々だと明かす。

「顔をつきあわせて戦うので、ゲーム友達の存在が欠かせない。直接会えなくなったので、SNSを通じて対戦相手を募集し、Skypeなどのビデオ電話サービスを使ってオンライン対戦しています。対面の臨場感はありませんが、当分はこのような遊び方をせざるを得ない。それはそれで新鮮です」(Cさん)

 トレーディングカードゲームは子供だけでなく大人のファンも少なくない。アナログであるがゆえの制限は多いものの、その魅力を理解する根強いファンに市場が支えられているようだ。

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