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テレワーク導入であぶり出される「リストラ対象者」の不安

コロナ蔓延後に国内で経営破綻した企業の数々

コロナ蔓延後に国内で経営破綻した企業の数々

 人々の暮らしが、新型コロナウイルスの蔓延によって一変した。感染拡大が続き緊急事態宣言も発令された東京都をはじめ、全国各地で、3月2日から続いていた一斉休校を5月のゴールデンウイーク明けまで延長する自治体が相次いでいる。子供を持つ親の悲鳴はそこかしこから聞こえてくる。しかし、元の生活に戻るどころか、様変わりした日常は、元に戻る気配がない。

 マスクの買い占めや、電車内で咳をした人をほかの乗客が叱責するなど、ちょっと前なら考えられないような「コロナパニック」。そして志村けんさん(享年70)の訃報が日本中を悲しみの渦に突き落とした。「コロナにかかったら、本当に死んでしまうんだ」と、多くの国民に気づかせることになり、「対岸の怖いウイルス」だったものが自分たちのすぐそばに迫っていることを思い知らされた。

 駅などでは「ウイルス対策のため、従業員はマスクを着用しております」と無機質なアナウンスが響き、スーパーや薬局の従業員はマスクだけでなく、手袋もして接客する。人がまばらになった東京・新宿の街頭ビジョンでは、その日の感染者数・死者数を報告する映像や、小池百合子都知事が「ロックダウン(都市封鎖)」の可能性を示唆する映像が流れ、マスクをつけた酔っぱらいの若者が「この人、同じことしか言わないね」と毒づく。まるでSF映画に登場する「ディストピア(崩壊都市)」のようだ。

 ほんの数週間前までは「都市封鎖なんて無理」と世界中の誰もが高をくくっていたはずだ。ところが、瞬く間に感染が拡大したアメリカやヨーロッパでは、実際に都市封鎖が相次いでいる。家の外に出るだけで罰金を科されたり、警棒を持った警官に追われたりする日常が、いまや“ふつう”になっているのだ。

 あなたも世界中の人々と同じように「こんなこと、本当にあるんだ」「もう後戻りできないのかもしれない」と、心のどこかで気づき始めていないだろうか。

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