死者数が1万人を超えたイギリスではエリザベス女王が2度にわたりビデオメッセージを公開し、「私たちが新型コロナに負けることはない」と国民に呼びかけた。
日本でも、国難に際したときに皇室からメッセージが発せられたことがある。記憶に新しいのは2011年。東日本大震災から5日後の3月16日に、上皇陛下が約6分間のビデオメッセージでお気持ちを公開され、国民への励ましの言葉を述べられた。
「今回の新型コロナについても、天皇陛下のお気持ちは談話やメッセージとして何度か国民に届けられてきました。
今後も状況次第ではビデオメッセージが発表されることもありえます。現在は、状況が刻々と変わる中、政府の対策を見守られているのだと思います。メッセージを発表されるタイミングについても、慎重に検討されているのではないでしょうか」(別の皇室ジャーナリスト)
一刻も早く日常を取り戻したい──それは両陛下も国民も同じ気持ちなのだ。
※女性セブン2020年4月30日号