そう語った上で、小橋氏は、「“ひとりの人間として受け止めてくれる”というのは、レンタルさんにも言えることです」と分析する。
「レンタルさんは、依頼者がどのような人間であっても何も言わず傍にいてくれますよね。依頼者は、『ひとりの人間として無条件で受け容れられている』という感覚を得たことで、一歩踏み出す勇気につながったのでしょう」
また、小橋氏は「これは蛇足かもしれませんが……」と、「出社しただけで120点」な新たな働き方を提案する。
「とくに華々しい成果を上げるわけではないけれど、チームにいるだけで不思議と雰囲気が良くなる人というのは存在しますよね。本人のキャラクターと仕事で求められる立ち位置がマッチすれば、他人からも『出社しただけで120点』と認められる存在になることができるかもしれません」
4月22日深夜に放送される第3話では、友人に気を使いすぎてしまう女子大生の島袋香奈(福原遥)から「自分の誕生日を祝ってほしい」という依頼が寄せられる。“ひとりの人間として受け止めてくれる”レンタルさんは、イマドキな女子大生の悩みをどう癒すのだろうか?
●取材・文/原田 美紗(HEW)