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2020.05.03 07:00  週刊ポスト

鎌田實医師 コロナから命を守るために気をつけるべき健康管理

諏訪中央病院名誉院長の鎌田實医師

 いまだ特効薬もワクチンもみつかっていない新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、巣ごもり生活が続いている。諏訪中央病院名誉院長の鎌田實医師は、こういうときこそ、高血圧などに気をつけて、簡単なものでよいから筋トレを続けてほしいと訴えている。

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 新型コロナウイルスの感染爆発を抑えるため、首都圏などで緊急事態宣言が発出された。遅きに失したという感が否めないが、やらないよりはずっといい。もっと早く宣言を出して、人の動きを止めていたら、自粛生活ももう少し短期間ですんだと思うと悔やまれる。

 長びく巣ごもり生活では、「コロナ疲れ」という言葉も出て来たように、感染予防だけではなく、体と心の健康管理が大事になる。特に、ぼくはストレスによる血圧の上昇が気がかりだ。

 WHO(世界保健機関)の発表によると、新型コロナウイルスの致死率は3.8%だが、高血圧の人の致死率は8.4%と高まる。なぜ、高血圧があると、新型コロナが重症化しやすいのだろうか。それには、慢性炎症が深くかかわっている。

 血圧は、レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系というホルモンが血管を収縮させて、上昇する。そのとき、このホルモンは炎症性サイトカインの産生も促進する。その結果、血管が慢性炎症を起こし、動脈硬化を起こすといわれている。たかが血圧上昇ではすまないのだ。

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